ダイナミックDNS(DDNS)サーバーを利用する

外向きのDNSサーバーを構築するには固定IPが必要で、固定IPならBINDで作れるが、一般のネット契約では非固定IPが主流なので、DNSについては割愛し、ここではダイナミックDNS(DDNS)サーバーの利用について説明。

DDNSサーバーの利用

DDNS(ダイナミックDNS・DynamicDNS)サーバーを構築するには固定IPが必要なので非固定IPでは外部のDDNSサーバーを利用して、 ドメインとIPアドレスの関連付けを行う。またIPアドレスの更新通知にはDiCEを利用する。

DDNSサービスの登録

多数のDDNSサービスサイトがありますがその中でも無料で利用できるところは以下のサイトなどがあります。 独自ドメインで運用する場合はDDNSサービスへの登録後、DDNSサーバーホスト名を ドメイン取得サイト(レジストラ)に登録する必要があります。
  • MyDNS.JP(国内/レンタルドメイン・独自ドメイン用)
  • ieServer.Net(国内/レンタルドメイン用)
  • zoneedit(海外/レンタルドメイン・独自ドメイン用)
  • No-IP.com(海外/レンタルドメイン用)

DiCEの設定(Windows)

  1. DiCE Home Pageからダウンロードしてインストール
  2. DiCEを起動後タスクトレイにアイコンができるのでそれをWクリック(環境によっては1回クリック)
  3. メニューバーのイベントから追加を選択
  4. 提供されるサービスに応じてホスト名・ドメイン名・ユーザー名・パスワードを設定
    自動更新スケジュール設定は頻度がIPアドレス変化時で変化がない時は7日毎あたりに設定
  5. 設定保存後メニューバーのイベントから今すぐ実行で緑のチェックが表示されればOK
  6. 5分くらいたってからドメインとIPアドレスが正しく関連付けられているか確認
    nslookup △△△.com

DiCEの設定(Linux)

  1. DiCEのホームページからCUI版をダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルを/usr/local/bin/に配置
  3. cd /usr/local/bin
    tar xzvf ./diced01914.tar.gz 拡張子tar.gzのファイルを展開
    ※展開後diced01914.tar.gzは不要なので削除してもOK
  4. /usr/local/bin/DiCE/dicedでDiCEの起動
  5. ? で起動オプションの確認
  6. setup で環境設定
    通常は初期設定のままでOK。
  7. add でイベントの追加
    実行する頻度指定では(5)IPアドレス変化時を
    IPアドレスの変化が無い時に実行する間隔は(0)7日毎
    でだいたいOK
  8. list で登録されたNo(番号)とイベントを確認
  9. ex 番号 でイベントの実行
  10. exit でDiCEの終了
  11. /usr/local/bin/DiCE/diced -d -l DiCEをバックグラウンドで実行
  12. ps -C diced で起動確認
  13. システム起動時にDiCEを自動起動する設定
    /etc/rc.d/rc.local ファイルを開き最後尾に以下を追加
    /usr/local/bin/DiCE/diced -d -l

ドメイン名の正引き確認

ドメイン名とIPアドレスの関連付けが正常に行われているかnslookupコマンドで確認。

nslookup △△△.com

4行目(または5行目)のアドレスが現在のIPアドレスならOK。IPアドレスが表示されなければ レジストラへのDDNSサーバー登録が完了していないかDDNSサーバーに設定が反映されていません。 IPアドレスが現在のIPアドレスではない場合で3行目にNon-authoritative answer:が表示される場合キャッシュを参照しているので norecurseオプションで再帰検索を無効にし、最初に検索されたものを表示するようにして確認。

nslookup 対話モードの開始
set norecurse(またはset norec)
△△△.com
exit 対話モードの終了

これでIPアドレスが現在のIPアドレスではない場合はDDNSサーバーに異常(または停止)があるか、現在のIPアドレスが通知されていません。 レジストラへ登録したDDNSサーバーを確認するには以下のようにする。

nslookup 対話モードの開始
set norecurse(またはset norec)
root
△△△.com
表示されたサーバーの中の1つを選択
lserver A.GTLD-SERVERS.NET
△△△.com
exit 対話モードの終了
IPアドレスが表示されていないDDNSサーバーは設定が反映されていないかコマンドを拒否されているかです。

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